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お客さんとの会話が楽しく、気分転換にもなる

東京都 N.Mさん

※「標本リング」と「マッチ箱博物館」の販売を担当

 

以前は出身地の石川県で、フリーランスとしてダンスを教えたり、接客と共通する“人と関わる仕事” をしたりしていました。伝統工芸が盛んな街で工芸家の友達などもいて、その友達が出店するマルシェにもよく顔を出していました。昨年、里帰り出産を経て、杉並区の自宅に戻ってきました。現在10カ月の女の子の育児中です。

 

このお仕事のきっかけは、「社会とつながっていたい」という想いでした。
出産を機に接客の仕事を辞めて、専業主婦にならざるを得なかったものの、家に閉じこもって家族の関わりだけで過ごす生活には、ストレスを感じていました。マルシェも身近に感じていたし、子連れがOKということで応募しました。出店の頻度や行く場所を決められるなど、自分で作業を選択できることや、販売のノルマがないことなども良かったですね。コオロギフードなど、面白い取り組みをされている企業さんだな、と興味もありました。

 

今までに赤坂のヒルズマルシェに7回、出店しました。やはりお客さんとの会話が楽しいですね。
抱っこ紐で子供を抱えながらの販売なので、お客さんの視線は自然に子供に向かいます。例えば、子供の手から商品を渡すと「可愛いね」と言ってくださる。販売に行くこと自体は体力を使いますが、人に話しかけてもらうことで子供の機嫌も良くなるし、普段子供に向き合っている時間を他人とシェアできる、といいましょうか。そんな風に、仕事ではありますが、個人的には息抜きや気分転換になる気がしますね。

 

鉱物マニアのような詳しい方もいらっしゃって、逆に教えてもらうこともしばしば(笑)。その方に聞いたことを「こんなことも聞きましたよ」などと、お客さんにお伝えしています。「どうしてこんなに安いのですか」と聞かれたり、「私の誕生石を探して欲しい」と言われて一緒に探したり、和気あいあいとした雰囲気です。

 

ノルマがない上に、マルシェという場所柄ガツガツと売っている方もいなく、だからこそ知らない人とでも親しくなれて、お話が弾みます。それが、買っていただくきっかけにもなっていますね。

 

また、毎回マッチ箱をたくさん買ってくれる、鉱物好きな小学生のお子さんと仲良くなり、「次回は〜日に来るからね」などというと、顔を出してくれるようになりました。コンサートがある時に立ち寄ってくれる女性もいて、毎回5000円以上購入してくれます。「商品のファンがつく」という感じで、楽しいですね。

 

リングを買っていただいた後に、「ここでつけていっていいですか?」と言われ、喜んでいただいた姿を見ると、とても嬉しい気持ちになります。

出店している方も、子連れが多いです。ベビーカーで子供を連れてきている方、ご家族でやっている方など。何度か出店していると、顔なじみになり、声もをかけてくれます。ちなみに、すぐそばにマルシェ出店者が使用可能なトイレやオムツ替えシートのある授乳室があるので、それを利用しています。離席する際は、だいたい私の持ち場を隣の方が見てくれますね。たまに、私がいない時にいらした方の接客をしてくれていたり(笑)。そのゆるさもマルシェならではですね。

このように、赤ちゃんを連れて行くだけで、周りの人が話しかけてくれるので、自分のメンタルの癒しにもなるのではないでしょうか。お仕事ではありますが、子供の社会経験にもなるのかな、と。コミュニケーションに飢えて、赤ちゃんと2人きりの生活に行き詰っている育児中のママがいたら、ぜひお勧めしたいですね。

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