マルシェでMNHの商品を売りませんか? <一覧に戻る

「人のつながり」が次々にできていく楽しみ

福島県 K.Hさん

※「玄米デカフェ」の販売を担当

 

現在、1歳8ヶ月になる娘がいます。自営業の夫の手伝いがてら、デザインやwebライティングなど在宅でできる仕事をしていました。娘が少し大きくなってきたので、子供の一時預かり制度を利用しながら仕事を増やそうと思ったところ、この「マルシェの販売員」という募集に目が留まりました。というのも、英会話スクールなどで接客経験があり、もともと人と話すのが好きだったからです。

 

障がい者雇用など、社会的な問題に取り組んでいるMNHさんの会社の姿勢や商品にも共感したし、面接時に小澤社長から「受け身より自分で提案する人の方が楽しめる」と聞いて、一層やってみたいな、と。また福島は、原発の影響などからか食の意識が高いママさんが多く、私自身もマルシェで自然派食品などを見ることも多かったのと、妊娠した時にやはりカフェインレスの飲み物などを飲んでいました。なので、「玄米デカフェ」の販売に挑戦させてもらいました。

 

最初に、須賀川市の大規模なマルシェで出店をしました。ちなみに娘を保育園に預けての参加です。
「お米から作られたコーヒーです。試飲どうですか」とすすめると「本当にお米なんですか?」と皆さん興味を持ってくれました。コーヒーが苦手な人、夕方以降にカフェインをとりたくない人など、買ってくださったのは40〜60代の女性が多かったです。意外にも、お子さんたちも「おいしい」と飲んでくれました。

 

また、玄米デカフェは山形県庄内の工場で作られているので、福島の人でも知っているお米の銘柄がラインナップにあって、親近感を抱きやすいのかな、と感じました。

 

おもしろかったのは、県内外のカフェが大集合する「TOHOKU CAFE FES」での出店です。
今までは、コーヒー好きの人が集まるイベントに玄米デカフェが出店すると、少し“邪道”と見られる傾向があったそうですが、最近はサスティナブルな観点から代替コーヒーとして注目されてきています。

 

小澤さんとの事前に打ち合わせで、コーヒーに近い味の粉を多めに売ってみようとか、「デカフェ」と言わずに「夜でもコーヒーが飲めます」「代替コーヒーをご存知ですか」と声がけをしたほうがウケるのではないか、などとお話し、当日のお客さんの反応が楽しみでした。

 

蓋を開けて見ると、とても反応が良く、売上も上々でした。
コーヒー好きでも、やはり夜までは飲めないなどの理由で、興味を持ってくださる方もたくさんいました。そもそも福島の方はそもそも“人が良い”のでしょうか、「試飲したから、ひとつ買ってみるか」と買ってくださる方も多く(笑)、嬉しかったですね。

 

また、「うちのお米なども使えるのでしょうか?」と興味を持たれた地元の米農家の方もいました。MNHさん側と後日連絡をとるなど、つながりのきっかけとなりました。さらに、その方に「私の主催するマルシェに出ませんか」と紹介されるなど、出店者同士の横のつながりができたことが嬉しかったです。

 

子育てをしていると、どうしても「自分と子供と夫」という世界に閉じこもりがちです。会場で他の店を見て回ると「今はこんなものが流行っているんだな」などと刺激も受けます。今回、小澤さんからコーヒー業界の動向などをいろいろ教えてもらい、自分も調べたりしたので、視野が広がった気もします。何よりフェスでは、普段の生活にはない「いろいろな人との出会い」がありますし、その人とのつながりが広がっていくのがとてもおもしろいな、と実感しています。

 

月に数回だとしても、このような機会が持てるのは、仕事とはいえ大きな楽しみや息抜きになると思います。また「自分のできる範囲でやれる」というのも、今の自分にとても合っていると思います。いろいろな出会いに溢れている、この仕事にご興味を持たれた方は、ぜひトライしてみてはいかがでしょうか。

矢印